2014年08月

今日で8月も終わるけど、今年の夏はなんだか例年以上の駆け足で過ぎ去っていった感じやね。

夜もすっかり過ごしやすくなって、久しぶりの明暗ポイントに入ってみた。

じんわりと上げてくる潮にのせて、セオリー通り暗部へ流し込むと一投目から元気なシーバスゲット ♪

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今週はまぁぼうが帰省するみたいやし、良い魚と出会えたらいいなぁ。



Tackle Data
Rod : VARIANT REXEATER 9.9
Reel : 13 CERTATE 2510PE-H
Lure  : ASTRAIA SHALLOW 99F

ダラダラと高知アカメ遠征レポート書いてましたが今回で最終話

最後までこのシャローエリアに拘り、投げ倒す。

そう心に決めて早めに現地入りし準備に取り掛かっていると、車の窓をノックされそこには昨日お会いしたヒデはやしさんの姿があり挨拶を交わす。

互いの昨夜の状況から話は進展し、話題は5月にミノウオを獲られた時のお話に。

そこからアカメへのアプローチ、ファイトの仕方。

また、ランディングから撮影方法までリスペクトするプロアングラーの方から直々のアドバイスを頂けるなんて本当に光栄だ。

途中NORTH CRAFTの北出社長まで登場し今夜は何か起こりそうな予感・・・(笑)

ナイスタイミングで望さんも到着し、張り切ってポイントへ向かった。

ザワザワザワ・・・

パアァァァァァン!!!

さっそくやってるやってる。ムフフ

昨日よりボイルが近く、ガッツリとディープウェーディング(常時つま先立ち。笑)で射程圏内に入る。

神出鬼没と思っていたアカメが、すぐ目の前でボイルしている状況だけでもうドキドキ

ざわつくボラの心情がすぐにわかったよ。

そんな中最初にロッドを曲げたのはやっぱり望さん

しかし昨日の一件からラインシステム、フック全てを完璧にしてきたのにも関わらず、新品のカルティバフック#3を無惨にも前後簡単に伸ばされ折られ・・・

掛かった場所が悪かったんやろうけど思わず身震いしたよ。

これが土佐のバケモノか・・・と。


8月だというのに秋夜を思わせる肌寒い浦戸湾で、残り少ない時間を惜しむように望さんと語り合いながらキャストを繰り返す。

「あの時のあの魚はデカかった」とか「あそこのタイリクはマジでヤバイ」とか「あそこのラーメンは絶品」だとか「子供が出来たらあそこに一緒に釣りに行く」とか・・・

思い返せば切りがないけど、たわいもない話で盛り上がる中

トン・・・

出元に伝わる僅かな感触

最後の最後に訪れたチャンス、ラインスラッグを十分巻き込んでから大きくしっかりフッキング決めると同時に水柱があがる。

キターーーよそ見釣法(笑)

望さんの「アカメかも!」の言葉に一気に緊張感が走る。

激しいエラ洗いを何とかかわし、ゆっくり寄せ望さんが構えるネットへイン!

最後に待っていたドラマは・・・

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ナイスプロポーション、グッドサイズのヒラスズキでした。

アカメではなかったけど、思わず顔が綻ぶ。

これでいいのだ。

ヒラスズキで始まりヒラスズキで終えた今回の旅。

目にしたもの、耳にしたもの、最高の出会いが何よりの収穫となりました。

見ず知らずの僕に惜しみなくポイントを案内して下さった安藤さん夫婦、そして連夜お付き合いして下さり最後は固い握手で来年のリベンジを誓ってくれた望さん。

改めて本当にありがとうございました!

また来年浦戸湾でお会いしましょう!

そうして望さんオススメのくいしんぼう如月「チキンナンバンBIG」を頬張り、僕の短い夏休みは幕を閉じた。

写真 14


最後にヒデはやしさんのFB記事からこんな言葉で締めくくろう

アカメ釣りの楽しさはその一尾に辿り着くまでのプロセスだと自分は感じる。

仲間とアツく話したり

釣れない時も雨にうたれて黙々とキャストを続ける

そんな全てをひっくるめてが最大の魅力だと。



Tackle Date
Rod : VARIANT REXEATER9.9
Reel : 09 TWINPOWER SW4000XG
Lure : SURFACE WING 147F

アカメフォーラムに参加するため少し早起きして会場へ

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学者、研究者、ルアービルダー、そしてアングラー

様々な視点から見えてくるアカメの生態系は実に興味深く、面白い。

中でも村越正海氏のスピーチはアカメの話こそ薄かったが、釣り人として共感することが多く僕もいつまでもこんな少年のような大人でいたいと思ったね。

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講師陣も豪華やったけど、K-TENの生みの親である二宮氏や、プロアングラーヒデはやし氏など雑誌やメディアで活躍する方々もこのフォーラムに参加されていて、僕からしたらもう事件です(笑)

またこういう機会があれば是非参加したいなぁ。


フォーラム終了後、高まったモチベーションのまま現場に直行〜

そしたらやっぱり居た、望さん(笑)

「後から追い掛けますのでお先にどうぞ」と望さんを見送り、ゆっくり準備しているとあれ?浮かない顔して戻って来る。

「やられたー!!!」

と座り込む望さんのロッドの先にはひょろひょろと風になびくライン・・・

ドラグフルロックでも走られ最終手段で手でスプール抑えたけど杭に一直線だったらしい。

一瞬心の中で「もしかして俺のもっちょらんのせい?」って思ったけど口にはせず(笑)

でもね、惜しくも杭に巻かれラインブレイクされたとは言え、連日アカメを掛けるってあなた何者ですか(笑)

慰めの言葉も効かない望さんと再びポイントへ向かうと昼間降った雨で濁りはきついけど、ベイトうじゃうじゃでまさにボラ絨毯

更に日が沈むにつれ至る所でボラがざわつき

ズパァァァァァン!!!

とあのボイルが鳴り響き心臓はドキドキ

ボイルの数からしてかなりのアカメの群れが入っていたようで、ヤツの目の前をベストに通せれば誰にでもチャンスはある状況であった。

しかし遠い。

ディープウエーディングでギリギリまで入り込み(もうウエーダー内は浸水済み。笑)ボラのひとつ下のレンジをじっくりと誘うが無性にもボイルだけが続く

潮位も徐々に下がってくると他のアングラーたちと一緒にゲリラ雷雨の到来で一時避難

そこにお昼のフォーラムに参加されていたヒデはやしさんが準備されており、声を掛けさせて頂くととても謙虚な方でした。

昨日までは徳島でやられてて今日から高知入りし8月末まで滞在されるそうで・・・


職業釣師が羨ましいっす。

そんなこんなの雨待ちでようやく小雨に。

しかし再び浸かったら、またバケツをひっくり返したような土砂降りを繰り返し、ズブ濡れのままいよいよ雷が激しくなった夜更けまで投げ続けたがノーバイト・・・。

寒さと雷にビビり、僕は先にあがったけど望さんは更に明け方までやってたそうだ。

筋金入りの変態だ(笑)

そうして未だ魚を触れることなく最終日を迎える・・・


高知アカメ遠征 2014 ⑤に続く

高知アカメ遠征レポートの途中ですが、アカメと同様この夏目標としていたロックショアシイラを手にすべく凪の夏磯へと向かった週末

シイラ狙い一本で一日投げ倒してやる!・・・って気持ちはあったんやけど朝マズメはやっぱりヒラスズキやっちゃう(笑)

サラシは無いけどしっかり流れは効いてて、その流れにのせて根裏に流し込むように送るとコツン!

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うん、アカメと違って優しいヒラスズキ大好き。

ボウズ回避したところでタックル持ち替えてここから本命シイラ!

のはずやったんやけど、日が高くなるにつれ前回もその獰猛性に怯えた黄色と黒のブ〜ンなヤツが姿を現す・・・

マジで勘弁してくれぇ!

近くに巣があるんやろうね、囲まれたときはマジ声あげて逃げ回った(笑)

それから飛んでくるも全てがトラウマ、トンボにすら一瞬ビビるヘタレっぷりで泣く泣く退散・・・あぅ

まあ刺されんだけ良かったのか、ロックショアシイラの道のりも長い・・・



Tackle Data
Rod : LUXXE SALTAGE CHEETAH-RR 110H
Reel : 09 TWINPOWER SW4000XG
Lure : SURFACE WING 120F

蒸し暑さで目覚めた高知2日目

心配だった天候もなんとか保ってくれている。

昨夜に引き続き望さんガイドの元、惜しみなく浦戸湾を案内して頂いた。

最初に向かったポイントは地元アングラーでもそうそう入ることのないマル秘ポイントとのこと。

そりゃそうだ、雰囲気満点のホラースポットを抜け、真っ暗な磯際をディープウエーディングで入って行くけんね(笑)

今年も数本のアカメをキャッチされているという実績ポイントでありながら一歩間違えれば色んな意味で危険エリア

一投一投集中してキャストを繰り返すも反応はない・・・

しばらくすると小型漁船が続々と僕らの前を通過し始め、船波に押されながら慌てて岸に上がる。

どうやら延期となっていたよさこい祭りの花火観賞に出ていた船が帰港し始めたようで敢え無くポイント移動を強いられる。

おそらくこの夏僕に付きまとう「もっちょらん」のせいだ。

その後何カ所か案内して頂きましたがピンとこず、結局昨夜のシャローエリアに落ち着いたけどこの日もノーバイト・・・

でも獲るのはこのシャローなんだよね。


翌日、安藤さん夫妻から連絡があり港湾部のメジャーポイントに誘われたが、挨拶に顔を出し僕は再びシャローエリアへ

僕のひとつの拘りというかスタイルというか縛りというか・・・ただアカメを手に出来たらいいっていうんじゃないんよね。(みんなもわかると思うけどここはマニアックな自己満の世界。笑)

ウエーディングかオカッパリか、あるいはオフショアか

ポイントもそうだし、タックルもルアーも自分の思い描く釣りでアカメを獲りたい。

だから相変わらずの要領の悪さなんかな(笑)

そんな僕の思い描く釣りがハマるシャローエリアに戻ると既に望さんの車が停まっていた。

やっぱり考えてることは一緒か。

そそくさ準備を進めていると望さんからのLINEが鳴り思わず目を疑った・・・

「 60クラスやけどなんとかかけたよ」

写真 12

マ、マジっすか(笑)

すぐさま合流し、周辺を粘ってみるけどそう甘くないのは百も承知です・・・

掛かったのはフッコクラスのシーバス

そして高知でも安定のバラしっぷりを披露させて頂きやした。

プププ

しばらくすると沖の方で

ズパァァァァァン!!!

と水面を竹刀でおもいっきり打ち付けたよう音が響き、ザワザワザワ〜っとボラのナブラがたつ

「デカイの入っちゅうね〜」

望さんがそう呟き、騒音レベルの爆発音が魚だと信じがたく、アレがアカメのボイルと納得するまで少し時間が掛かった。

おまけに「いつもはもっと至近距離でボイル祭」なんて言うから余計半信半疑になるのは無理もないでしょ(笑)

今だから言えるけど経験不足な自分が恥ずかしかったな・・・

そんな一件からもっとヤツを熟知しようと翌日開催されるアカメフォーラムに参加することにした。


高知アカメ遠征 2014 ④に続く

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